スズキです。
先日、仕事のついでで寄席を観覧してまいりまして。
僕は落語に詳しくないため寄席と言われるとテレビで中継しているような大きな会場を思い浮かべてしまうのですが、此度訪ねたのは小さな会場。
小学校の教室ほどの部屋に30脚ほどのパイプ椅子が置かれ、実際に座っているのは10人。
最前面の観客と高座の距離は2mほどという、かぶりつきって感じの寄席でございます。こんなに近くで落語が聞けるなんて、お得な気分。
10人の観客のうち2人は酔っ払いのおっさん、2人は親族風の女性。サンドイッチ食べながら見ている人もいます。飲食可なのかな? なんにしろ、この場末感がたまりません。
ちなみに女性2人組を親族風だと思った理由は、前座の方が話しているとき、笑いどころでないところでも爆笑していたからです。なんだか気遣いを感じました。
そいから、僕の横に座っていた常連風のお婆ちゃんもいい味を出していました。出演者を全員知っているらしく、「あの人はまだ駆け出しなのよ」などと僕に解説してくれるのです。
それはありがたいのですが、問題は解説ばかりではなく「あの人は何十年やっても上達しない」などと大声で駄目出しもするのでヒヤヒヤ。
僕としては、「あ、そうなんですか・・・」と小さい声で返答するだけがせいいっぱい。何せ狭い会場ですから、楽屋に引っ込んだ本人に聞こえているかもしれないのです。
まあ、聞きたくない声を耳に入れるのも芸人の修行のうちなのかもしれませんが。それにしても大変だなあ。
もちろん、どんな職業にも失敗や苦言は付き物ですが、人を笑わせようという仕事の最中に落ち込む言葉をぶつけられるのは辛いことでしょう。顔で笑って心で泣いて、正面の婆さん仏頂面、と。
とはいえ、その駄目出しお婆さんも、真打が出てきたときには「待っっってました!」と場を盛り上げていたので、一度認めた人に対しては強い味方になるのでしょうけどね。
未熟者には厳しく、熟達者には最大の賛辞。ああいう方こそが芸人を育てているのかもしれません。
もちろん、辛い時期こそ優しい言葉が必要かとも思いますが。
ともあれ、寄席に足を運ぶのは楽しい体験でした。終了後には真打の方も出口までやってきて声をかけてくれますしね。ファンにはたまらないはず。
東陽片岡風のローカル感が好きな方は一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
まとまりませんが、はじめての寄席体験でございました。ほいではまたー。
追伸:
本日、ダーティ工藤監督と打ち合わせをしてまいりました。14日のイベントは18:30開場、19:30開始の予定です。こちらも是非お越しください。
見た目はアレだけど心はナイーブな3人がお届けしますので、駄目出しお婆ちゃんは入場をお控えくださいませ(笑)
詳細はまた後日!



