今日は、東陽片岡先生書下ろしのTシャツ用イラストができあがる日だ。
朝食をとりおえた頃、わざわざ先生からお電話をいただく。
徹夜明けなのだろうか。少し疲れた声だったが、同時に充実感もうかがえる。いい絵ができたようだ。
地下鉄を乗り継ぎ、1時間ほどで先生宅に到着。ファッション雑誌から飛び出してきたようないでたちの先生から、イラストを受け取る。
・・・素晴らしい出来だ。多忙な時期によくこれだけの仕事を・・・。これは一刻も早く工房に届けて、ファンの皆様の手元に届けなくては。
早く商品化したい気持ちを抑えつつ礼を述べると、「私の喜びは皆さんの笑顔です。そのため、スピードにもクオリティにも一切の妥協はしませんでした。あとはあなたたちの仕事ですよ」とのお言葉。プロだ。この人はプロ意識の塊だ。自然と背筋が伸びる。
様々な業種のプロや読者の皆さまに支えられ、予定どおりに進行するTシャツプロジェクト。私はこの素晴らしい事業に関われたことを・・・
・・・う、くぅっ(嗚咽)。
だめだ、嘘でも明るいことを書けば幸せになれるかと思いましたが、余計に寂しくなってきました。胸の中に冷たいイガイガが発生したような痛み。
あのですね、本来は今頃完成しているはずなのですが、一週間ずれました。やはりこちらから提示した締め切りは破られますね。今度は先生の側から期日をおっしゃってくれたので大丈夫だと思うのですが。
とりあえず今は、島本和彦先生(漫画家)が作中で吼えた
「マンガ家だけだっ! おそらく・・・・・・決めた約束を平気で破ってもプロを続けられるのはっ!!
そんなの、自慢にもなんにもならねーっ!!!」
という言葉が心の中でリフレインしています。
負けないぞ。男の子だ。これは、良い作品を出すために必要な制作期間なのだ。ここで急かしたら良い物ができあがらないのだ。きっと(自己暗示)。
艦内で組み立てることになった真田さんの心境
でしょうか。
「Tシャツか・・・何もかも懐かしい・・・」
と言いながら目を閉じる艦長。
>ファッション雑誌から飛び出してきたようないでたち
ここで、ちょっと“おやっ”と思いました(笑)。
やはり、ここで急かしてしまうと良い物ができあがらないような気がしますね。しかし、締め切りからずれ込んでしまう時の気持ちお察しします。スズキさんは立派な男の子ですから、そんなことではへこたれないでしょう(笑)。もうひと踏ん張りですね。
>「Tシャツか・・・何もかも懐かしい・・・」
いやー、少し前までならありえました(笑)。でももうちょっとなので、頑張って完成にこぎつけますです。
>ばりゅうさん
途中で「おやっ」と思ってくださるあたり、よくわかっていらっしゃいます(笑)。
実は、今までと違って期日がはっきりした遅れなので少し安心もしているんですけどね。
去年の9月から待っている男ですから、こんなこと平気です。ブログの中では平気なの。
発酵が進んでないだけですって。
もう少し初夏の陽気になって、
よく漬かるのを待ちましょう。うん。
熟成していますかねえ・・・とか言っていたら、いま、お東陽先生から連絡が来ました! 耐えてよかった!
>皆さま
ご支援のおかげで予定が見えてきました! 絵を受け取りに行ってきます!