2006年06月03日

足尾銅山のあった町を取材

スズキです。
日記といいますかお仕事報告で。

先日6月1日、アースガーディアンの6月号が出ました。6月1日に6月号発売というわかりやすい雑誌。

今月の巻頭カラーは栃木県の足尾町。「足尾に緑を育てる会」の神山さんにお話をうかがいました。
足尾鉱山の被害から100年経った今も景観は回復していませんが、そこを逆手にとって公害の根深さを人々に伝える場として利用されていました。

緑の復活までさらに100年以上を要するという足尾の禿山には、顔も知らず、会うことのない後世の人々のために、全国から支援者が集まるのでありました。

「○○ハンターイ!」って感じの攻撃的な空気ではなく、穏やかにゆっくりと活動しようという神山さんたちのご姿勢が印象的でした。
テレビや新聞も、過激なほうじゃなくて彼らのような地道で建設的な団体を重んじてほしいですが。やはり強烈な記事ばかりもてはやされるのですかね。

さておき。定期的に体験植樹会も行われているので、環境に興味のある方はもちろん、散歩よりちょっと強めの運動をされたい方も、せっかくですから参加されてみては。

しまったオチがない。恥ずかしい、きゃー(顔を覆いながら道路に飛び出して轢死)。
posted by スズキ at 15:57| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんはー

>「○○ハンターイ!」って感じの攻撃的な空気ではなく


ヒステリックに、声高に叫んで活動している人より、淡々と黙々とその活動を続けている人の背中のほうが説得力があるようにおもいます。勿論今すぐなんとかしないといけない事柄も世の中にはたくさんあるのでしょうが。


アースガーディアン、面白そうな雑誌ですねー。
今度ほんやさんで見てみます。
Posted by barrymorexx at 2006年06月04日 01:36
足尾銅山といえば田中正造ですね。田中正造のエピソードは国語の教科書に出てたんです(少なくとも私の学校の教科書では)。この、ある種反権力な物語を当時の文部省がOKにしたのはどういう経緯だったのか知りたいですね。明治時代の「国」はこんな感じだったけど、今は違うということなんでしょうか。本質的には何にも変わってないどころか、国益(公害もやむなしというわけじゃないけど)の真の意味をはき違えるという点において今の方が非道いと思うけどなあ。
Posted by ライター田中 at 2006年06月04日 01:50
>barrymorexxさん
おっしゃるとおりで。たまに活動意図がよくわからなくなっちゃってる団体もあるのですが、実作業をこなされている方々には安心できますね。

嬉しいお言葉もありがとうございます。書店で見かけることは少ないかもしれませんが、どうぞ応援してあげてくださいませ。

>ライター田中さん
僕の頃もありましたですよ、田中正造。

そうですね、今はむしろ、積極的に国益を阻害したい側の方々も力を持っていますしね。怖いものです。
よくわからないくせに言っておりますけども。
Posted by スズキ at 2006年06月04日 01:56
アースガーディアン
きょう近くの書店にさがしにいったのですが
みつけきれなかったです。ざあんねん。。。
おおきい本屋さんにいってみます!

かえってきて、足尾鉱山のこと
ネットでしらべてみました。

田中正造伝をよみながら
涙がとまりませんでした。。。
とてもフクザツな おもいとやるせなさで
胸がいっぱいです。。

ジミチな作業であればあるほど
目が向けられにくいのは ジジツですよね。。

ムカシもイマも
なくしてはじめて気付くコトは
タタあるけど
まえにむかっていくチカラに胸うたれました。
Posted by ちいたん at 2006年06月04日 19:30
>ちいたんさん
部数が少ない本ですからねえw
実は僕も、書店で見かけたことはないのです。

>なくしてはじめて気付くコトは
>タタあるけど
おっしゃるとおりで。
少しでもなくす物を減らせるよう、先人の悲しみや失敗を心に刻んでいけるといいですな。
Posted by スズキ at 2006年06月05日 01:13
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