いよいよ新学期を迎えまして、学生の皆さんは環境ががらりと変わりますね。
クラス替えで一喜一憂したり、「新入生のくせにデカい顔するじゃねえか」「お前どこ中よ?」と騒いだりと楽しい時間を過ごされていることと思います。
うちの近所も、先日までは子供たちの遊び声がキャーキャーワーワー聞こえていたわけです。で、こないだ自転車で走っていましたら、小学校低学年とおぼしき女の子が2人、道端でボール投げをしておりまして。
その道はあまり車も通らない細い道なので、安全上良いことではないにせよ、まあ許容範囲と言いますか、いつも誰かしら遊んでいる場所なのです。
なので、僕もちょっと彼女たちを避けて走行。女の子たちも遠慮して、僕が通り抜けるまではボール投げを停止します。
そして、僕が通り過ぎて、遊びが再開されたと思われたとき。
ぼん。
と、僕の背中になにかが当たる音が。
振り返ると、僕の背中で跳ね返ってぽんぽんと跳ねるビニール製のボールと、棒立ちになっている女の子たちの姿が。どうやら、ワイルドピッチで僕にボールが当たったようです。
子供にボール当てられるって、漫画みたいな光景ですが。
で、彼女たちはどう出るかなーと思い目線を合わせると、ぴょこんと頭を下げて「すみませんでしたぁ!」と言うではありませんか。
こういう元気な礼儀正しさ、気持ちいいですな。人間、不思議なもので、ちょっとした迷惑くらいなら、きちんと謝られると、かえって嬉しいといいますか、いい人に出会ったなーという気分になります。
それに、仕方ないですよね。僕の背中、平均男性の1.5倍、女性と比べるに至っては2〜3倍ありますからね。壁打ちですねもはや。
さておきまして、そんなこんなで気分がよくなってしまった僕は「気をつけてね」と、せいいっぱい大人のような顔をしてその場をあとにしたのでありました。
まあ彼女たちの礼儀正しさは単に、平日に自転車でぶらぶらしてるヒゲのおっさんにしこたまビビっただけという説も有力ですが。
ただ、なんにせよ「トラブルになったら謝まっちゃいけない」なんていう情けないマニュアルを掲げる者が多いこの世の中で、幼い層の中に礼儀正しい人物がいるのは素晴らしいなあと思ったのでありました。
たまにはボールぶつけられるのも悪くないですな(除く硬球や砲丸)。
そいではまたー。
最後の部分だけど、私も経営コンサルタントに取材したとき、「トラブルの際、理由もなく謝ってはいけない」といってたのに驚いたことがある。たしかに正論かもしれないけど、嫌な世の中になったもんだと思ったよ。
とてもスッキリするし
ここちよいものですよねええ
読んでて なんだか
ほっこりしちゃいました〜♪
挨拶もマトモに返せない大人も多々いる昨今の
殺伐としたヨノナカで、こういったお子たちに
出会うと、嬉しい気持ちがひとしおですなぁ。
はい、いい体験しました。
確かに彼女たちにしてみれば、ヒゲを生やした図体のでかい男は、学校で習った「ついていっちゃいけない人」に見えたかもしれませんw でも、少しくらいなら、大人を怖いって思う心は必要ですよね。
謝っちゃいけない、の点、正論とはいえ嫌ですね。そういう人は逆に、「謝ったな!? 非を認めたな!?」って感じでかさにかかっていろいろ要求するのでしょうか。お互いに気遣いを持ちたいものです。
>ちいたんさん
ほっこりしますねw ご両親の教えか学校の指導か、とにかくあのままで育ってほしいと思いました。
>せいさん
挨拶されてもまともに返せない人、確かにいますからねえ。
ああいうのも能力のひとつとしてしっかり周りが判断したいものです。挨拶もできない人とは円滑に仕事が進みませんものね。